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弘前市及び津軽地方の地震対策について

青森県や各自治体にて、過去の地震履歴を参考に、将来大きな被害を及ぼすと考えられる想定地震のシミュレーション結果が開示されております。
マグニチュード8.2クラスの地震が発生した場合、弘前市及び近隣の市町村の震度は震度5強から最大で震度6弱と予測されており、弘前市内における揺れに対しての建物被害予測は、全壊・半壊合わせて163棟と比較的被害状況は少ないようです。

現在の建築基準法を遵守した建物であれば、震度5強程度までの揺れでは地震後の補修は必要ないとされております。地震の揺れに対しては、最大でも震度6弱に耐えうる構造の建物であれば十分だという事ですね。

中南津軽地域については地震の揺れによる被害よりも、液状化による建物被害のほうが深刻なようです。

弘前市における液状化に対しての建物被害予測は、全壊・半壊合わせて2,092棟と揺れに対する被害よりも大幅に上回る予測となっております。

液状化発生のメカニズム(ハイスピードコーポレーションより)
地盤は土、砂、水、空気が均衡に混ざって構成されています。 この地盤が地震の大きな揺れでゆるい砂は下部から締まり、砂粒子間にあった水(間隙水)は上部に逃げ出します。 この水によって浅い部分の砂は飽和され液状化を起こします。 液状化が起こると重たい建物は沈み、軽いマンホールは浮き上がります。結果的に家は大きく傾きます。

戸建住宅における液状化対策としては、やはり地盤を改良する以外に方法はありません。
地盤調査を行い解析をしたうえで、地盤補強の方法や基礎形状の選定を行う事が重要です。

以上の事から中南津軽地域、特に弘前市につきましては、わざわざ耐震等級3(最高等級)まで耐震強度を高める必要はなく、震度6弱に耐えうる強度を確保しつつ、液状化対策にしっかりコストをかけたほうが賢明であると考えます。

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